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Qoo10「SHOPクーポン」とは?商品クーポンとカートクーポンの違い・併用ルール・最終価格の差を解説

Qoo10のSHOPクーポン:商品クーポンとカートクーポンのチケットを手に考えるキャラクターと、電卓・コインのイラスト

Qoo10の「SHOPクーポン」は、ショップが自ら発行し、割引分を負担する販促クーポンです。SHOPクーポンには「SHOP商品クーポン」と「SHOPカートクーポン」の2種類があり、対象範囲だけでなく、割引の計算基準も異なります。

そのため、同じ10%のクーポンでも、メガ割やQoo10のカートクーポンと組み合わせたときに、お客さまの最終価格とショップの負担額が変わります。クーポンを設計する前に押さえておきたい2種類の違い、併用ルール、割引の計算順序を、具体的な計算例とあわせて解説します。

1. SHOPクーポンの概要

SHOPクーポンは、各ショップでのみ使えるクーポンです。ショップや商品をお客さまにアピールする販促手段として活用できます。

割引分はショップの負担です。お客さまがSHOPクーポンを使って購入した場合、割引額は精算代金から差し引かれます。単なる値引きではなく、販売を伸ばすための投資として、対象商品と割引率を決めることが重要です。

SHOPクーポンには、次の2種類があります。

項目SHOP商品クーポンSHOPカートクーポン
対象ショップが選んだ商品ショップ内のすべての商品
割引の設定範囲5〜30%2〜50%
割引の計算基準販売価格(即時割引がある場合は適用後の金額)即時割引・商品クーポン適用後の金額
役割重点商品を「狙って売る」ショップ全体で「広く売る」

※どちらのクーポンも、特定のカテゴリーやブランドを対象に設定できます。割引は定率・定額のどちらでも設定できます。

2. SHOPクーポンの表示場所

SHOPクーポンは、設定しただけでは商品ページやショップページに表示されません。QSMでFellowイベントの設定まで行うことで、お客さまに表示されます。

表示される場所は次のとおりです。

環境表示される場所
PCショップページ、ショップメインページ、商品ページ、検索結果ページ
アプリショップページ、商品ページ

先着順で配布しているクーポンが発行上限に達した場合は、「先着終了」と表示されます。また、1つの商品に複数のSHOP商品クーポンを設定した場合はすべて表示されますが、自動では適用されず、お客さまが選んで使う仕様です。

SHOPクーポンの獲得画面(アプリ)。発行上限に達したクーポンに「先着終了」と表示されている
先着の発行上限に達したSHOPクーポンの表示(アプリ)

3. クーポンの併用ルール

SHOPクーポンは、Qoo10が発行するクーポンやセール施策と組み合わせて使えます。ただし、次の2つの組み合わせは併用できません。

  • SHOP商品クーポン × SHOPカートクーポン
  • Qoo10商品クーポン(メガ割・メガポ・メガデビューなど)× Qoo10カートクーポン

SHOPクーポンから見た併用可否は、次のとおりです。

もう一方のSHOPクーポンQoo10商品クーポンQoo10カートクーポンタイムセール・今日の特価セット割引
SHOP商品クーポン✕○○○○
SHOPカートクーポン✕○○○○

なお、タイムセール・今日の特価とQoo10のクーポンは、一部の商品やプロモーションに限り併用できる場合があります。セールとイベントを重ねる場合は、対象商品ごとに確認が必要です。

4. 割引の適用順序

Qoo10では、「即時割引 → 商品クーポン → カートクーポン・セット割引」の順に割引が適用されます。前の段階の割引を差し引いた金額が、次の割引の基準になります。

割引の種類例割引の基準となる金額
即時割引タイムセール、今日の特価販売価格
商品クーポンSHOP商品クーポン、メガ割・メガポのクーポン販売価格 − 即時割引
カートクーポンSHOPカートクーポン、Qoo10カートクーポン販売価格 − 即時割引 − 商品クーポン
セット割引—販売価格 − 即時割引 − 商品クーポン

同じ段階の割引が複数ある場合は、それぞれ同じ金額を基準に計算されます。

5. 最終販売価格の計算例(販売価格10,000円の場合)

同じ10%のSHOPクーポンでも、組み合わせるQoo10のクーポンによって最終価格が変わります。

メガ割クーポン(20%)と組み合わせる場合

SHOP商品クーポンは、メガ割クーポンと同じ「商品クーポン」の段階で計算されるため、基準は10,000円です。SHOPカートクーポンは、メガ割適用後の8,000円を基準に計算されます。

SHOPクーポン(10%)計算基準SHOPクーポンの割引額最終価格
SHOP商品クーポン10,000円1,000円7,000円
SHOPカートクーポン8,000円800円7,200円

Qoo10カートクーポン(5,000円以上で10%)と組み合わせる場合

SHOP商品クーポンの場合は、先に商品クーポンが適用されて9,000円になり、その金額にQoo10カートクーポンが適用されます。SHOPカートクーポンの場合は、カートクーポン同士として10,000円に同時に適用されます。

SHOPクーポン(10%)計算の流れSHOPクーポンの割引額最終価格
SHOP商品クーポン10,000円 → 9,000円 → Qoo10カートクーポンで −900円1,000円8,100円
SHOPカートクーポン10,000円に両クーポンを同時適用(−1,000円 × 2)1,000円8,000円

※Qoo10カートクーポンの条件は定期的に変更されます。

比較して分かること

メガ割と組み合わせる場合は、SHOP商品クーポンの方が最終価格は低くなり、ショップの割引額も大きくなります(1,000円と800円)。

一方、Qoo10カートクーポンと組み合わせる場合は、ショップの割引額は同じ1,000円でも、SHOPカートクーポンの方が最終価格は低くなります。

つまり、どちらのクーポンで最終価格が低くなるかは、組み合わせるクーポンによって逆転します。また、Qoo10商品クーポンとQoo10カートクーポンは併用できないため、イベント期間中もお客さまがどちらを使うかで、上の2つのパターンのどちらにもなり得ます。割引率だけで判断せず、両方のパターンで最終価格とショップの負担額を確認しておくことが重要です。

6. QSMでのSHOPクーポン設定方法

SHOPクーポンは、「クーポンの作成」と「Fellowイベントの設定」の2段階で公開します。

クーポンを作成する

  1. QSMの「販売者プロモーション」>「Fellowイベント」>「FellowSHOPクーポン」を開きます。
  2. クーポン名を入力し、クーポンタイプ(カートクーポン/商品クーポン)を選択します。クーポン名には割引情報が自動で表示されるため、割引率や割引額を重ねて入力しないようにします。
  3. 割引タイプ(定率/定額)、適用条件(最低購入金額)、適用対象(全商品/特定のカテゴリー/特定のブランド)、使用可能期間を設定します。
  4. 商品クーポンの場合は対象商品を登録します。個別登録のほか、Excelテンプレートで最大1,000商品まで一括登録できます。
QSMのFellowSHOPクーポン設定画面。クーポン名、クーポンタイプ、割引設定、適用対象商品、使用可能期間を設定する
FellowSHOPクーポンの設定画面(QSM)

Fellowイベントを設定する

  1. 「Fellowイベント」の設定画面で作成したクーポンを選択し、発行期間、発行数量(1日あたり・総数)、応募条件、必要に応じてパスワードを設定して登録します。登録後、サイト上にクーポンが表示されます。
QSMのFellowイベント設定画面。応募条件、クーポン選択、発行期間・発行数量・応募可能回数を設定する
Fellowイベントの設定画面(QSM)

応募条件は「全体」のほか、「お気に入りショップに追加したお客さま」に限定することもできます。お気に入り登録者向けの特典として使うことで、再購入のきっかけづくりにも活用できます。

反映までには通常5〜10分程度かかり、場合によっては30分ほどかかることもあります。商品リストと商品詳細ページで、反映のタイミングが異なる場合もあります。

7. 運用時の注意点

割引価格が表示されない条件を把握する

最低購入金額の条件を満たしていない場合、先着順の配布上限に達した場合、パスワード付きクーポンの場合は、割引後の価格が表示されないことがあります。検索結果や商品ページで割引価格を見せたい場合は、条件の付け方に注意が必要です。

Q-Labの視点|売上だけでなく利益で判断する

メガ割・メガポなどのイベント前は、販売価格、即時割引、各クーポン、セット割引を計算順序どおりに当てはめ、最終価格とショップの負担額を確認します。あわせて、クーポン適用後に粗利がどれだけ残るかまで確認しておくと、売上だけを追った施策になることを防げます。

8. まとめ

SHOPクーポンは、ショップが負担して発行する販促クーポンです。重点商品を「狙って売る」SHOP商品クーポンと、ショップ全体で「広く売る」SHOPカートクーポンがあり、2つは併用できません。

2種類は割引の計算基準が異なるため、メガ割やQoo10カートクーポンとの組み合わせによって、最終価格とショップの負担額が変わります。施策の目的を決めたうえで、最終価格・負担額・利益の3点をあわせて確認し、使い分けを判断することが重要です。

クーポン設計を含めた販促の進め方を整理したい方へ

クーポンの設計は、割引率だけで決めるものではありません。どの商品で新規のお客さまを獲得し、どの商品で利益を確保するのか。メガ割・メガポなどのイベント、広告、商品ページの見せ方とあわせて考えることで、施策の効果を判断しやすくなります。

Q-Labでは、Qoo10の戦略立案からセール企画、広告運用、商品ページ管理まで、データをもとに支援しています。自社だけで判断が難しい場合は、お気軽にご相談ください。

参考

  • Qoo10大学「【最新ガイド】新たに設定できるようになった「SHOP商品クーポン」とは?仕組み・併用ルール・価格差まで徹底解説」(2026年4月30日公開)
    https://article-university.qoo10.jp/entry/187
  • QSMマニュアル「[ガイド]Fellowイベント-SHOPクーポンとは」
  • QSMマニュアル「[ガイド]Fellowイベント-SHOPクーポンの露出」